福島西高校近くにあった『片平あやめ園』
福島市の花の名所といえば、花見山公園が有名であるが一昔前は福島市の花の東西といわれ、東は花見山公園、西は『片平あやめ園』だったのだという。
片平あやめ園を私自身まったく聞いたことが無かったのだが、
1970年に出版された ふくしま散歩 : 福島郷土文化風物誌 県北編
によると
福島市八木田中島27
八木田橋のそば、福島西高校からも近い位置にあったのだという。
↑Google mapで調べると片平あやめ園のあった辺りは宅地化して釜寅 福島店などがある。あやめ園があった痕跡は何にもない。
■片平あやめ園 概要
片平あやめ園は、元市議会議員の片平竹次氏が老後の慰安のために昭和28年来コツコツと十余年栽培をしてきたもので、広さは約900坪、2つの池を囲み数十種類の花しょうぶが端午の節句をはじまりとし一面に咲く。入場料は無料、湯茶も自由に飲める。来園客は主に、福島市内、文人墨客、主婦連、小原流などの師匠、福島西女の生徒、保育専門学院の生徒、そして仙台や東京方面からも訪れる人がいたという。池では錦鯉や金魚も飼っていた。
いつ頃まで片平あやめ園があったか不明なのですが、国土地理院の空中写真で調べると90年代には宅地化してしまってるのでそれ以前に閉園してしまってる!?
この記事へのコメント